水の特性
陸上運動と水中運動は何が違うのか?
水の特性を理解した上で運動を行った方がより効率的です。
以下にまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。
①水温
水中の熱伝導率は空気中の20倍以上。
一般的なプールは体温より低い温度設定なので、体温が下がらないように身体が勝手に熱を生産するので、新陳代謝が上がります。
つまり、水に浸かっているだけでも効果が得られます。
②浮力
大体首まで水に浸かると体重が10分の1になります。
なので、体重による負荷が軽減されるので陸上では歩くのも辛い人でも水中では運動できる事が多いです。リハビリには最適ですね。
③水圧
水深1mにつき0.1気圧増えていきます。
水圧によって腹式呼吸が促進されますので、自然と呼吸筋も強化されます。
私はぜんそく持ちで気管支が弱かったのですが、完治してマラソン大会でもそれなりに活躍できました。
④抵抗
水の密度は空気の800倍以上あるので、陸上ではあまり感じない抵抗も水中では大きく感じます。
動く速さの2乗に比例して抵抗が増していくので、ゆっくり身体を動かせば運動強度は低くなり、速く動かせば強度が高くなります。
負荷を自分で変えられるので、リハビリからトップレベルのトレーニングまで幅広く行えるのが利点ですね。
そして器具を使用するわけでもなく、自分の力の範囲内での運動なので怪我がほとんどありません。